モダンな銘菓をリニューアル 大杉屋惣兵衛

 大杉屋惣兵衛(本店・上越市本町5―3―31、電025・525・2500)は伝統のあめ菓子「越路の月」のパッケージをモダンな和柄と書体のデザインにリニューアルした。風船に詰めた水飴(もち米飴)のつるんとした食感はそのままに、1箱3個入り(税込み486円)からの買いやすさ、詰め合わせによる贈答などの使いやすさが向上した。

 21代目・宮越信行社長の祖父、19代目惣兵衛が昭和初期に開発。風船入りのあめ菓子として初めて販売し、専用の充填(てん)機も特注品だった。風船に穴を開けるときれいにむける仕掛けが楽しい一品。あめと寒天の絶妙な配合や、煮固める工程の火加減で実現した口当たりに、職人技が生かされている。

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