カージナルス接戦制す 2001年以来20年ぶり10連勝

【カージナルス2-1ブリュワーズ】@アメリカンファミリー・フィールド

9連勝中のカージナルスは足を絡めた攻撃で8回表までに2点をリード。8回裏に1点を返され、9回裏には二死満塁のピンチを招いたが、2対1でブリュワーズを破り、2001年8月の11連勝以来20年ぶりとなる10連勝を達成した。カージナルス先発のジェイク・ウッドフォードは5回2安打無失点で今季3勝目(3敗)、5番手ジオバニー・ガイエゴスが今季11セーブ目を記録。ブリュワーズ先発のブランドン・ウッドラフは6回2安打1失点で今季10敗目(9勝)を喫した。

カージナルスは初回先頭のトミー・エドマンが四球を選んで出塁し、盗塁、進塁打、タイラー・オニールの犠飛で1点を先制。8回表は一死からラーズ・ニュートバーが四球を選び、盗塁を決めてチャンスを広げたあと、エドマンのタイムリーで貴重な追加点を奪った。8回裏に4番手ルイス・ガルシアが一死2・3塁のピンチを招き、ウィリー・アダメスの犠飛で1点を返されたが、9回裏は抑えのガイエゴスが二死満塁のピンチを招きながらも代打パブロ・レイエスを空振り三振に仕留め、1点のリードを死守した。

9月は上位チームとの対戦が続くタフなスケジュールとなり、逆転でのワイルドカード獲得は難しいとみられていたカージナルス。実際、日本時間9月8日にはデータサイト「ファングラフス」が算出するポストシーズン進出の可能性は2.8%まで低下していた。しかし、レッズ、メッツ、パドレス、ブリュワーズと次々に上位チームを撃破して破竹の10連勝。下位チームから稼いだ白星ではなく、この勢いはホンモノと言えそうだ。

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