ナ西頂上決戦3連戦 初戦はジャイアンツがサヨナラ勝ち

【ドジャース2-3xジャイアンツ】(延長11回タイブレーク)@オラクル・パーク

85勝49敗でナ・リーグ西部地区の首位に並んでいるドジャースとジャイアンツの3連戦が今日からスタートした。今季の直接対決はここまで8勝ずつ、しかも直接対決での総得点も68点ずつ。全く互角の戦いを繰り広げてきた両チームの今季の直接対決は今回の3連戦を残すのみとなったが、その初戦は「頂上決戦」に相応しく延長タイブレークまでもつれる熱戦となり、最後はドジャースの守備の綻びによりジャイアンツがサヨナラ勝ちを収めた。

ドジャースがブルペンデーで試合に臨むなか、ジャイアンツは3回裏にオースティン・スレイターのタイムリーで1点を先制。先発のアンソニー・ディスクラファーニが6回2安打無失点の好投を見せ、トニー・ワトソン、タイラー・ロジャースとつなぎ、9回表はクローザーのジェイク・マギーをマウンドに送り込んだ。

ところが、マギーは一死2・3塁のピンチを招き、ウィル・スミスをセカンドゴロに打ち取ったものの、クリス・テイラーにタイムリーを浴びて2対2の同点。ジャイアンツが9回裏のチャンスを生かせず、試合は延長タイブレークに突入した。

ジャイアンツは10回表にトレイ・ターナーの犠飛で勝ち越しを許したが、10回裏先頭のブランドン・クロフォードがタイムリーを放って3対3の同点。11回表無死1・3塁のピンチを無失点で切り抜け、最後は11回裏二死満塁からバスター・ポージーのセカンドゴロが二塁ターナーの悪送球を誘い、意外な形でサヨナラ勝ちを収めた。

二塁ターナー(本来は遊撃手)の送球がわずかに浮き、一塁スミス(本来は捕手)の足がベースから離れてしまったことによるエラーでの決着。11人の投手をつぎ込んで必死の継投を見せたドジャースだったが、1ゲーム差の2位に後退した。

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