風間ルミさんを“因縁”ロッシー小川EPが追悼「お互いスレスレのところで戦ってきた」

ロッシー小川氏(東スポWeb)

女子プロレス団体「LLPW(現LLPW―X)」の初代社長を務めた元プロレスラー風間ルミさん(本名斉藤ルミエ=享年55)の訃報を受け、「スターダム」のロッシー小川エグゼクティブプロデューサー(64)が哀悼の意を表した。

小川氏はかつて全日本女子プロレスの広報企画部長を務め、1990年代の女子プロ対抗戦ブームでは風間さん率いるLLPWとも交流があった。

「団体対抗戦やアルシオンの引き抜きとかで、私のことは快く思ってなかったと思うけど」としながらも「LLPWという団体を立ち上げ、女手一つで交渉の席から団体を守っていたのを感じた。プロレス界で女社長というのは初めてだったし、総合格闘技を取り入れた(世界初の女子バーリトゥード大会)『L―1』をやったり、神取(忍)と二人三脚というイメージだった」と振り返った。

団体対抗戦では93年11月9日の駒沢公園大会で風間さんは全女の北斗晶と敗者髪切りマッチを敢行。試合に敗れた風間さんが丸刈り姿となり話題を呼んだ。

また97年に小川氏が立ち上げた「アルシオン」ではLLPWから数選手を引き抜いたとされ、その後も確執が残った。小川氏は「今と違って、お互いにスレスレのところで戦ってきたからね」とした上で「ご冥福をお祈りいたします」と追悼した。

© 株式会社東京スポーツ新聞社