リバプールMF南野拓実の2ゴールをクロップ監督が大絶賛 来年1月放出の危機を回避か

今季公式戦に初出場した南野は2ゴールを挙げ勝利に貢献(ロイター)

日本の10番が再放出の危機を〝回避〟した。イングランド・プレミアリーグのリバプールに所属する日本代表MF南野拓実(26)がイングランド・リーグカップ3回戦(21日=日本時間22日)ノリッジ戦で今季公式戦に初出場。2得点をマークし、3―0の勝利に貢献した。

主力を温存した試合にフル出場した南野は前半4分にCKから先制点を決めると後半35分にも加点した。ユルゲン・クロップ監督は「今とても良い状態にある。彼は最高な特性を持っており、今夜の試合を楽しむことができた。これは彼にとっても、私たちにとっても重要で助けにもなる」と絶賛した。

英紙「デーリー・メール」は「南野がチャンスをつかむ」との見出しで「クロップは南野をFWとしてだけではなく、中盤での選択肢にもなり、効果的に起用できる」とし「彼の圧迫感、創造性、ゴールへの目は、彼がリバプールで今シーズンのプレーに参加することを証明した」とし、今後はプレーする機会が確実に増えると指摘した。

南野は昨季も前半戦で苦戦し、1月にはサウサンプトンにレンタル移籍した。今季もここまで公式戦の出番がなかっただけに、再び他クラブに貸し出される可能性もささやかれていたが、この日の2得点で指揮官の評価も急上昇。トップチームの戦力として起用される可能性も高まっており、放出の危機を脱したといえそうだ。

もちろん、まだチャンスをつかんだところ。今後のリーグ戦や欧州チャンピオンズリーグでも結果を出すことが求められており、さらなる活躍が期待されそうだ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社