新潟県津南町が全員協議会を開き、保育園の増築工事について議論

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新潟県津南町は22日、町議会議員で構成する全員協議会を開き、町立ひまわり保育園の増築工事について議論した。

津南町役場議会事務局によると、町立の他の保育園が老朽化し、未満児の受け入れが弱体化したため、ひまわり保育園の町有地に130人規模の保育園を新築し、未満児の受け売れ体制を強化するという。現在のひまわり保育園の定員は120人で、これにより、計250人体制となる。旧保育園には4、5歳が対象となり、新保育園には主に未満児や3歳児が対象となる。

町側は「面積など規模は変更ないが、材料費を見直し、再入札をかける」と説明したという。11月上旬ほどに入札を設定し、落札者が出れば、11月中旬ほどには本契約に関する手続きを議会にかける見通し。その後は「降雪があるため、工事は年内にできるところまでする」との説明だったという。なお、JV(共同企業体)を組んで入札するという。

津南町は他の市町村と同様に少子高齢化が進んでおり、昨年はコロナ禍で出生率も低かったが、津南町では数年前に未満児の待機児童も出たこともあり、桑原悠町長の教育への思いが冒頭でも語られるなど桑原町長は育児教育に力を入れている。

また、議会事務局によると、町が力を入れている移住・定住政策ともからめて、子育てがしやすい町をアピールする狙いもあるという。

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