好機で打てない中軸に指揮官もため息…。阪神は22日の中日戦(バンテリン)に1―2で敗れた。中盤5回まで先発・青柳が最少失点に踏ん張り続けたなか、目立ったのが毎回のように走者を出しながら、つながらない猛虎打線。中日先発・松葉に対し、3回二死満塁、6回無死二塁と、2度の好機を生かせず。
この日も中盤まで、マルテ→大山→サンズと並んだ4~6番が好機で快打を放てなかった。結局、打線は2点を追う8回一死一、二塁に3番手・又吉からマルテが左前適時打で1点を返すのが精いっぱいだった。投手陣は先発以下、2失点で踏ん張っていただけに、試合後の矢野燿大監督(52)は「ピッチャーは頑張っている。上位打線はチャンスを作っているけど、(走者を)返すところで返されへんから」とボヤキ節。2位・ヤクルトが勝ったため、今月3日以来の首位陥落となった。
残り試合は27。一進一退の攻防は、今後も続いていくことは確実なだけに、大山、サンズら開幕から得点源となっていた中軸勢の早急な〝復調〟が待たれるところだ。