巨人の原辰徳監督(63)が若武者の3か月ぶり白星をたたえるとともに、2桁勝利へハッパをかけた。
22日の広島戦(マツダ)で先発した戸郷翔征投手(21)は、序盤の大量リードを背に7回5安打無失点の好投。チームは13―0で大勝し、自己最多タイの9勝目(6敗)をマークした。
6月26日のヤクルト戦(神宮)以来の白星に指揮官は「ねえ、これを機会にパパンッといってほしいね」とうなずいた。
入れ替わった首位・ヤクルトと2・5ゲーム差を維持。「あと1勝で10勝でしょう。これから大事なゲームが多くなってきますから。さらにいってほしいね」と指揮官は優勝争いを制するためにも、戸郷の2桁勝利を願った。
右腕も「この1勝というのをこれからの糧にして10勝目、11勝目とチームのために腕を振っていけたら」と目を輝かせた。トンネルを抜けた背番号20は白星を積み上げられるか。