オリックス５年目の山崎颯のプロ初勝利が遠い。２２日の日本ハム戦（京セラ）に先発の山崎颯は６回途中を４安打２失点と粘ったが、打線の援護のないままに無念の降板。今季５度目の先発マウンドも白星はつかめず、ベンチで無念の表情を見せた。
「立ち上がりからストレートも感じもよく、しっかりと押していく投球ができた。抜くボールがなかったので長いイニングがきつくなってしまったのかな、と思います」と悔しさをにじませた。
それでも試合は終盤に打線が集中打を見せ、５―３と鮮やか逆転勝利。山崎颯の粘投が反撃につながっただけに中嶋監督は「内容的には十分。自分の中で悔しい部分はあると思うが、僕らからしたら十分しっかり投げてくれた。（指に）かかったボールは素晴らしい。それをどうコントロールするかだけ」と成長ぶりにうなずいていた。
