韓国紙「不買運動時、日本車は些細な違反でも通報された」「今は現代車を不買しろとの声が...」

韓国の自動車専門紙が日本車の「復活」について特集記事を組んでいる。

参考記事:韓国自動車紙「レクサスが輸入車上位に復活…不買運動は?」「ハイブリッドは日本が最先端」

韓国メディア「オートポスト」は23日、特集記事『《韓国がついに勝った》不買運動で終わったという日本車の販売台数は、本当に崩れたのか?』を掲載した。

オートポストは、2019年7月の日本の輸出規制(輸出管理強化)を受け、直後に始まった日本不買運動がかなり激しかったことを思い出しつつ、当時、ドイツ車の次に人気のあった日本車だが、不買運動が始まって間もなく「販売台数が大幅に低下し、その需要がかなり分散され、特にボルボが反射利益をたくさん得た」と説明した。

オートポストによると、韓国では2019年9月からプレートが改正され、ナンバープレートの前の数字が2桁から3桁になったが、「これは日本車の販売台数に思ったよりもかなり大きな打撃を与えた」とし、「前に3桁の番号が装着された日本車は、不買運動の後に購入した車だという証拠になるため、人々はこれら(所有者)の人々を《売国奴》と非難した」と伝えた。このため、当韓国では、プレートの前列数字を2桁に戻す方法をまとめたサイトがネットに現れたという。

同紙はまた、「通常であれば、交通違反をしても、自分に被害がなければ面倒でも通報をしない傾向があったが、日本車だと些細な交通違反をしても、すぐにナイフのように通報する姿があった」と指摘し、「このため、非常に多くの人々が、日本車が優れているので買いたいのだが、人の目が気になって買えないと述べ、特に不買運動の直前に日本車を購入した人はかなり気苦労があったと聞く」と伝えた。

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しかし、不買運動から2年が過ぎた今、「もちろん以前に比べると販売量が大幅に減った状態ではあるが、不買運動以後より大きく上昇した。特にレクサスESは輸入車販売トップ10によく顔を出している」とオートポストは伝えている。

今年1月時点で日本車の輸入販売台数は1,035台に過ぎなかったが、8月には1918台に増えており、うちレクサスは933台、ホンダは518台、トヨタが467台を販売した。同紙は、「特にホンダは今年初め192台から始め、500台まで上がってきており、8月にはトヨタより多く売った」とオートポストは伝えている。

同紙は、日本車が再び販売増加していることについて、新車の発売が切れ目なくあったことを挙げ、それらが「ハイブリッドに集中した」ことを指摘した。韓国では今年、エコカーへの関心が高まり、韓国産を含めハイブリッドの需要が高まった。電気自動車も関心は高かったが、充電インフラの不足などもありハイブリッドの良さが再確認された形だ。現代自動車のコナEVやGMのボルトEVなど電気自動車がリコールに追い込まれたことも記憶に新しい。

オートポストは、「特に日本車のブランドは、ハイブリッドで高い技術力とノウハウを持っており、国内の消費者に信頼を受けている」とし、「さらに、ドイツ車やボルボなどの他の輸入車は価格が非常に高価なプラグインハイブリッドモデルを出すが、日本車は比較的価格が安い一般的なハイブリッド車なのでアクセシビリティが高い」と分析した。

その上で、ネットでは、「日本車はドイツ車よりも優れいている」「日本車より現代車を不買する必要がある」との意見や、「まだ日本車を買う奴がいるのか」「日本で韓国車は全く売れないのになぜ買うのか」などの声があると同紙は伝えている。

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