フィギュアスケート・アイスダンスの〝かなだい〟こと村元哉中(28)、高橋大輔(35=ともに関大KFSC)組が2022年北京五輪へ向けて過密日程をこなすこととなった。
日本スケート連盟は23日の理事会で国際大会派遣選手を追加承認。〝かなだい〟はグランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯(11月12~14日、東京)の出場が決まっていたが、1週後のチャレンジャーシリーズ(CS)のワルシャワカップ(同18~21日、ポーランド)の追加出場も決定した。
結成当初から目標に掲げる北京五輪。高橋は「全日本王者が絶対条件」と語っているが、同3連覇の〝夫婦カップル〟小松原美里、尊(ともに倉敷FSC)組が最大のライバルとなる。昨季は実力で大きく水をあけられたが、今季の〝かなだい〟は違う。今月上旬に米フロリダで開催された大会ではリズムダンス84・74点、フリー129・70点の合計214・44点をマーク。国際スケート連盟非公認だけに一概に比較できないが、昨年の全日本選手権(151・86点)から約60点もアップし、華麗な進化を遂げている。
今季は銀盤でどんな物語を見せてくれるのか。2人の躍動から目が離せない。