北京五輪で米国が新型コロナワクチン接種義務化を表明、各国に広がる可能性も

北京五輪は来年2月に開催される(ロイター)

米紙「ニューヨークタイムズ」は「2022年の北京五輪・パラリンピックで、米国代表の座を争うアスリートに対しては、12月1日までに接種証明を提示する必要がある」と報じた。

今夏の東京五輪では出場するアスリートに対してワクチン接種は奨励されたが義務化まではされなかった。

しかし米国は北京五輪に向けて他国に先駆ける形でワクチン接種の義務化方針を決定。米国オリンピック・パラリンピック委員会(USOPC)は、管轄のトレーニングセンターなどの施設を使用するすべてのアスリートやチームスタッフのメンバーに対してワクチンを接種するよう通達を出すことになった。

国際オリンピック委員会(IOC)はワクチン接種の扱いについてまだ方針を示していないが、超大国である米国が義務化で先鞭をつけた意味は大きい。

「USOPCは北京冬季五輪に新型コロナワクチン接種を要求する」と同紙は指摘しており、今後各国に義務化の流れが広がりそうだ。

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