【東京パラリンピック】関係者初の「コロナ感染入院」が海外でも大波紋

国内外から厳しい視線が注がれている東京パラリンピック

東京パラリンピック関係者で新型コロナウイルス感染による初の入院事例が出て、海外でも大きな波紋が広がっている。

東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会は26日、感染が確認された大会関係者1人が入院したと発表した。海外から来日した大会関係者で選手ではなく、重症ではないという。

パラ関係者では初の入院事例となり、世界各国でも大々的に報じられている。

英紙「ガーディアン」は「東京パラリンピックでの新型コロナ発生は、ウイルスに感染した外国人関係者が入院した後、深刻さを増している。現在の新型コロナの急増により日本の首都で利用可能な病床数への懸念が出ており、都市でのオリンピックとパラリンピックの存在に再び焦点が当てられるだろう」と報道。新型コロナ禍が深刻化する東京での五輪、そしてパラリンピック開催強行に疑問を呈した。

また英紙「イブニングスタンダード」は「東京パラリンピック関係者が入院し、当局は選手村での発生を恐れている。大会では2人のアスリートの陽性も確認されており、当局は感染のクラスターが発生したかどうかを確認するための情報を待っている」と今後クラスターが発生する危険性も指摘しながら警鐘を鳴らしている。

新型コロナ禍で強行されているパラリンピックに、国内外から厳しい視線が注がれている。

© 株式会社東京スポーツ新聞社