【秋場所】横綱撃破!同期の照ノ富士下した明生「少しでも慌てさせようという気持ちでいきました」

同期の照ノ富士を下した明生

大相撲秋場所12日目(23日、東京・両国国技館)、新関脇明生(26=立浪)が新横綱照ノ富士(29=伊勢ヶ浜)を撃破。立ち合いで圧力をかけながら前に出ると、右を深く差して鮮やかに下手投げを決めた。

照ノ富士は2011年に初土俵を踏んだ同期生。常に背中を追い掛けてきた横綱から初勝利を挙げた明生は「横綱を少しでも慌てさせようという気持ちでいきました。(土俵際は)無我夢中でした」と喜びをかみしめた。

鹿児島・奄美大島出身。地元にも横綱撃破の勇姿を届けた明生は「盛り上がっていただいていると思います」と胸を張った。その故郷は7月に世界自然遺産に登録されたばかり。「(世界遺産登録は)すごいおめでたい。奄美のいいところ? 全部いいと思います」と郷土愛をにじませていた。

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