国道寸断 影響深刻  宮崎市 内海土砂崩れ

通学できなくなった内海小5年の鈴木麻音さん(中央)と話す村井博明校長(右)。後ろに約1キロ先の土砂崩れ現場の山肌が見えた=23日午後、宮崎市内海

 宮崎市内海の台風14号の大雨による大規模な土砂崩れは23日で発生から1週間となった。大量の土砂が流入して南北に寸断された国道220号とJR日南線の”その先”を取材すると、小学校に通えなくなった子どもたちの「早く友達に会いたい」とつぶやく声や、「来店客が9割も減った」と訴える飲食店主たちの嘆きが聞こえてきた。観光地からは車や人の姿が消え、災害の影響は予想以上に深刻となりつつある。

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