長崎空港 ”誘導路”からヘリ離陸 国交省、重大インシデントに認定

 23日午前9時15分ごろ、長崎県大村市の長崎空港で、民間のヘリコプターが滑走路ではなく、誘導路から離陸した。国土交通省は事故につながりかねない重大インシデントに認定した。
 同省によると、ヘリは誘導路を走行し、管制官から指示された滑走路に向かったが、たどり着く直前に離陸した。小川航空(大阪府)所属で3人が搭乗し、鹿児島空港まで飛行する計画だった。けが人や機体の損傷、他航空機の運航への影響はいずれもなかった。
 ヘリは離陸後、長崎には戻らなかった。運輸安全委員会は同日、航空事故調査官2人を指名。派遣や調査の日程は未定という。

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