【2日】長崎県内6市町で70人コロナ感染 佐世保、過去最多34人

2日発表の市町別感染者数(左)、新型コロナウイルス感染者の入院状況 (1日午後7時現在)

 長崎県などは2日、県内5市1町で新たに計70人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。長崎市内の放課後児童クラブ(学童保育)では、同日までに児童ら計10人の陽性を確認し、市はクラスター(感染者集団)と認定した。
 同市によると感染経路は調査中で、同クラブは1日から閉鎖している。不特定多数の人が出入りする施設ではなく、利用者が特定できているとして施設名は公表しない。
 佐世保市では過去最多の34人が感染。このうち14人は感染経路不明で、20人は市内陽性者の濃厚接触者として検査を受けた。市立小学校に通う10歳未満の女子児童が感染し、この児童が在籍する学級は2、3の両日閉鎖する。また、防衛省九州防衛局は、米海軍佐世保基地に勤務する30代女性の感染が1日分かったと発表した。
 大村市の20代男性は、職員1人の感染が確認されていた大村入国管理センターの職員。同センターによると、男性は収容者の見張り業務などに従事し、感染した職員との接触はなかったという。8月26日から3日間、福岡県に帰省していた。収容者や職員約100人の検査を進めており、30人程度は陰性が確認された。平戸市は4人の陽性が判明し、このうち3人は経路不明だった。

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