英国におけるサッカークラブの胸スポンサーからギャンブル系企業が消える見通しとなった。英紙「デーリー・メール」によると、英政府のギャンブル法の見直しを受けて2023―24年から禁止されるという。
今シーズンは、イングランドプレミアリーグ20クラブのうち9クラブの胸スポンサーがギャンブル関連企業で、サウサンプトン(Sportsbet・io)、ニューカッスル(Fun88)、ウェストハム(betway)などがそれに該当。イングランド・チャンピオンシップ(2部相当)の6クラブと合わせて年間1億ポンド(約151億円の価値があるとされる。
法の見直しに熱心な改革派は、ピッチサイドの広告やテレビCMなどなど、広範囲に渡ってギャンブル系企業の広告を禁止しようとしているが、同紙は、現段階ではその可能性は低いとしている。まだ先のこととはいえ、経営に影響が出るクラブがあってもおかしくはなさそうだが、倫理面も無視はできない。企業側の抵抗も予想される中、実際はどこまでの規制となるのだろうか。