きょう24日(金)は広く晴れて残暑が厳しく、関東以西を中心に真夏日となった所があった。

　あす25日(土)になると東北南部の太平洋側や関東には冷たい空気が流れ込み、一気に涼しくなる見込みだ。

　また、台風16号が発達しながら北上していて、来週は最新の台風情報に注意が必要となる。

東北南部や関東はあす25日(土)には一気に涼しく　週末も九州や沖縄では真夏日に

　24日(金)午後3時までの最高気温は、全国およそ920ある地点のうち560地点で 25℃以上の夏日、関東以西の太平洋側を中心とした70を超える地点で30℃以上の真夏日となった。東京都心でも30℃台まで気温が上がり、2日連続の真夏日となった。

　暑さをもたらした要因の一つである暖気はあす25日(土)には日本の南へと抜けていく見込み。

　週末の最高気温は、北日本や東北北部では24日(金)とあまり変わらず20℃前後でこの時期らしい気温となりそうだ。

　一方、東北南部の太平洋側や関東には冷たい北東からの空気が流れ込み前日と比べて大幅に気温が低くなる見込み。

　日中でも25℃に届かない所が多く、一気に涼しく感じられそうだ。服装選びに注意が必要となる。

　また、東海・北陸や西日本・沖縄では24日(金)よりやや気温の下がる所が多いものの、週末も27℃くらいまで気温が上がり、九州や沖縄を中心に30℃以上の真夏日となる所がある見込み。ただ、朝は広く20℃くらいまで気温が下がる予想で、日中との気温差にも注意が必要だ。

週末の天気　25日(土)東北南部太平洋側や関東を除き広く晴れ　26日(日)にかけては東・西日本で雲広がる

　25日(土)も、日本付近は移動性の高気圧に覆われて、広く晴れる見込みだ。

　ただ、東北南部の太平洋側や関東では北東から湿った空気が流れ込み、雲が広がりやすい予想。

　東北南部の太平洋側や関東南部では午前中、関東北部では夜にかけて雨の降る所がありそうだ。

　また、東海地方は大気の状態が不安定で、午後を中心に雷を伴って雨脚が強まるおそれがある。

　沖縄・奄美でも午後はにわか雨がありそうだ。

　26日(日)も高気圧に覆われる北日本を中心に広く秋晴れとなる見込み。

　ただ、高気圧の中心は東へと離れていくため、東・西日本や沖縄では湿った空気が流れ込みやすくなりそうだ。

　25日(土)と比べると雲が広がりやすく、雨の降る所もある見込み。

台風16号 発達しながら北上　来週中頃には非常に強い勢力で日本の南へ　最新情報に注意

　きのう23日(木)夜に発生した台風16号は、24日(金)正午現在、マリアナ諸島を時速20キロの速さで西北西へと進んでいる。台風は今後海水温の高い領域を通り、さらに発達する予想だ。26日(日)にはフィリピンの東で非常に強い勢力となり、その後29日(水)にかけて、勢力を保ったまま日本の南へと北上する見込みだ。まだ予報円が大きく今後の進路が定まっていない状況だが、進路によっては、28日(火)頃から沖縄・奄美で大荒れとなるおそれがあり、本州付近でも影響を受けるおそれもある。来週にかけて、最新の台風の情報に注意が必要だ。

（気象予報士・宮崎由衣子）