卓球・水谷隼が語るネット中傷者 通報宣告に悪ふざけ写真で返信「何が悪いか認識していない」

ネット中傷に言及した水谷隼

東京五輪の卓球混合ダブルス金、男子団体銅メダルの水谷隼(32=木下グループ)の告発に、ネット上では賛同の声が集まっている。

24日に都内で行われた自身初の一般書「打ち返す力 最強のメンタルを手に入れろ」(講談社)の出版記念会見に出席した水谷は「この1週間くらいの話だが、最近SNSで『死ね』って言われた」と明かした。

ネット上での誹謗中傷が社会問題となる中「やられっぱなしが悔しくて、スクショして『通報しました』という返事をしました」と応戦。

ところが「え、なんで?」という反応で、悪ふざけのような写真が3枚送られてきたといい「攻撃する側って軽い気持ちでたぶんやっている。やったあとも、自分が何が悪かったのかをあまり認識していない。でも、受け取る側は深刻なダメージを受けている」と述べた。

誹謗中傷を受ける方々の声を代弁した水谷の主張に、ネット上では「軽い気持ちでSNSに書いているんだろうけど、絶対許されることではない」「批判と誹謗中傷は違う」などと肯定的なコメントが相次いでいる。

水谷は「攻撃する側も、それで自分が警察に通報して、逮捕とかになったら人生すごく損をすると思う」とキッパリ。トップアスリートの毅然とした態度が問題解決につながればいいが…。

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