オリオールズ・マリンズ 本拠地移転後初の「30-30」

【レンジャーズ8-5オリオールズ】@オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ

オリオールズは5対3と2点をリードして9回表を迎えたが、リリーフ陣がリードを守れず大量5失点。5対8で逆転負けを喫した。逆転2点タイムリー二塁打を放ったのはア・リーグ新人王候補のアドリス・ガルシア。レンジャーズ3番手ジョシュ・スボーツが今季4勝目(3敗)、4番手ジョー・バーロウが今季8セーブ目をマークし、オリオールズ7番手コナー・グリーンに今季3敗目(1勝)が記録された。

逆転負けを喫したオリオールズだが、ボルティモア移転後初となる快記録が誕生した。今季ブレイクしてリードオフマンに定着し、オールスター・ゲームにも初選出されたセドリック・マリンズが2回裏に30号逆転3ランを放って「30-30」(30本塁打&30盗塁)を達成したのだ。前身のセントルイス・ブラウンズ時代も含めると1922年にケン・ウィリアムス(39本塁打&37盗塁)が達成しているものの、それでも99年ぶりの快挙。昨季まではスイッチヒッターとしてプレーしていたが、右打席で全く結果が出ず、今季から左打席に専念したことで大輪の花を咲かせた。

「30-30」を達成した選手はメジャー史上43人目。2019年のクリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)とロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)以来、ア・リーグではムーキー・ベッツ(当時レッドソックス・現ドジャース)とホゼ・ラミレス(インディアンス)以来の快挙である。今季がメジャー4年目のシーズンだが、まだ26歳。チーム再建を進めるオリオールズのコア・プレーヤーの1人となっていくに違いない。

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