【高校野球秋季神奈川県大会】向上、初の秋季関東大会へ 桐光学園に競り勝つ

【桐光学園-向上】

 高校野球の秋季神奈川県大会(県高野連主催、神奈川新聞社など後援)第7日は25日、サーティーフォー保土ケ谷球場で準決勝が行われた。第1試合は向上が桐光学園に5―4で競り勝ち、10月30日から茨城県で行われる秋季関東大会の出場権を初めて獲得した。

 同球場で9月26日に行われる決勝で横浜商大―東海大相模の勝者(試合開始正午)と戦う。

 向上は1点を先制された直後の初回、田島淳平(2年)の右前打で同点に追いつくと、4番広田翔馬(2年)の左越え二塁打で勝ち越しに成功。三回以降も桐光学園のエース針谷隼和(2年)を攻め立て、犠打を絡めて着実に追加点を重ねた。

 先発した背番号1の佐藤諒音(2年)は11安打を浴びながらも4失点で完投。最終回は1点差まで追い上げられたが踏ん張った。平田隆康監督(47)は「佐藤はこの1カ月で落ち着いて投げられるようになった。成長している」とねぎらった。

© 株式会社神奈川新聞社