バルセロナはクーマン監督を更迭へ 新監督候補のマルティネス氏とも接触

解任が報じられているクーマン監督(ロイター)

解任が報じられているスペイン1部バルセロナのロナルド・クーマン監督(58)が2試合にベンチ入り停止の処分を受けた。22日に0―0で引き分けたカディス戦で審判に暴言を吐き、退席処分を受けた制裁だが、これで更迭は避けられない状況になってきた。

こうした状況の中、スペイン紙「アス」によると、クーマン監督の後任にベルギー代表を指揮するロベルト・マルティネス監督が最有力になったという。「すでにバルセロナと接触している」とし、ベルギーサッカー協会との契約解除にかかる費用は150万ユーロ(約1億9000万円)と伝えている。

同紙は「マルティネス監督はクーマン監督に代わる素晴らしい適任だ。クラブ顧問のジョルディ・クライフ氏とも有効な関係を築いている」と報道。また、かねて有力候補とされているカタール1部アルサドを指揮するバルセロナOBのシャビ監督については「契約について明確ではない」と指摘している。

マルティネス監督が率いるベルギー代表は現在、カタールW杯欧州予選を戦う一方、欧州ネーションズリーグでベスト4に進出し、10月に準決勝、決勝(3位決定戦)に臨む。このため、バルセロナの監督に就任する場合、早くても決勝、3決が行われる10月10日以降になるという。

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