韓国自動車紙「かつて日本車は破壊的で最先端だった」「今はガンダムのよう...感性より数字に」

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韓国の自動車専門紙が、過去に比べ日本車の魅力が落ちていると指摘している。

参考記事:韓国紙「不買運動時、日本車は些細な違反でも通報された」「今は現代車を不買しろとの声が…」

韓国メディア・オートポストは先日、『もはや現代・起亜車にも追いつかれる危機《日本車が徐々に廃れているという証拠》を掲載し、このように報じた。

同紙は、過去には「この車本当にすごくないか?」という声が珍しくなった日本車が、現在は韓国でも見当たらなくなったと指摘。不買運動があったことは触れつつも、「日本車の位相(地位)がなぜこんなにも落ちたのだろうか?」と問う。

オートポストは、80〜90年代の日本車について、「当時発売された車両には、今日でも名車と称賛される車がある」とし、三菱のランサーエボリューション、ギャラン、GTD、3000GTなどを挙げ、「WRC(世界ラリー選手権)で華やかな戦績を挙げた」と振り返った。

また、「スバルも同様に三菱のWRCおよび量産車部門のライバルであった」とし、インプレッサやフォレスター、レガシィ、アルシオーネSVXなどについて触れた。

三菱3000GT(GTO)/Pixabay

続けて、「日産はシルビア、GT-R、フェアレディZなどを作り出し、ヨーロッパ各地でも認められた車両であった」とし、「特にRB26のポテンシャルはまだ現役である」と評価した。

トヨタについては、スープラ、MR-2、MR-S、トレノ、レビン、アルテザ等を挙げ、「スプリント性車両の最高峰であった」と指摘。マツダはRXシリーズのロータリーファミリー。ホンダについてははシビック、ソル、S2000、NSXなどを挙げ、「伝説に残る車の饗宴だった」と持ち上げた。オートポストは、過去に韓国でこれら日本車を眺めていた時は、「まず越えられないレベルのメーカーだった」と回顧する。

しかしオートポストは、「当時は破格的で最先端だったそれら技術が今日まで使われている」とし、現行のグローバル販売台数や韓国販売量に関わらず、「新しさがない」と評価した。

同紙は、各社のエンジンの古さなどを挙げつつ、例えばホンダについては「過去の機械式VTECだけが持った印象は跡形もなく、今では現代自動車とは変わらない吸気および排気カムの進角と知覚のコントロールだけでI-VTECという名前を使用している」と指摘。

オートポストは、特に、日本車のデザインが「保守的」になったことを嘆いており、「かつて多くの人々にインスピレーションを与えた日本車のデザインだが、なぜ彼らのスタイリング力が消え、ガンダムのようなデザインだけが残りみすぼらしくなっただろうか?」と問うている。

同紙は、「日本の道路事情に合うサイズなのか、どれだけ小さいか、しかし一定の大きさ室内空間を保たれるかに対する執着がデザインの没落の始まりである」とし、「つまり、美的に接近してくべき部分に数字を代入したのである」と指摘。そのようなモデルが売れ始めると、後続作はさらに同様のデザインを追求したモデルになったと伝えた。

そして、「彼らは数字に数字を加えたデザインが飛び交い」、「日本車のデザイナーはセンスと感性をどこかで失った」と述べている。

オートポストは、「日本車メーカーの中で、電気自動車が重要であるメッセージを発信する企業がない」とも指摘。日本車メーカーが自国市場に最適化して停滞するのか、あるいは再び活性化するのかを見守りたい伝えている。

同紙は他の記事で、日本のハイブリッド車が再び韓国で売れ始めていることや、不買運動の理不尽さを伝えている一方、自国の自動車メーカーに特に辛辣なメディアであることから、安易に日本車を批判する意図はないとみられる。

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