【J1】崖っぷち最下位横浜FCが2位横浜Mとドロー 今夏の大型補強が機能し始める

注目の横浜ダービーは痛み分けとなった。25日、最下位の横浜FCはホームで2位の横浜Mと対戦。お互いに残留争いと優勝争いを繰り広げている中、横浜FCは前半38分にFWサウル・ミネイロ(24)のゴールで先制した。後半に反撃を受けて1―2と逆転を許すも終了間際の44分に再びミネイロがゴールネットを揺らし、2―2の同点で決着した。

横浜FCに加入後の初ゴールを含めて2得点のミネイロは「2ゴールでチームに貢献できたが、2ゴールでは足りなかった」とし「勝ち点3は取れなかったけど、勝ち点1を取ることができ、一つ前に進んだ。私がこのチームにきたのは、この状況(残留争い)を乗り越えるさせるためだ。これからも取り組んでいきたい」とコメントした。

横浜FCは今季のJ1残留を実現するため、この日活躍したミネイロをはじめ今夏にドイツ五輪代表のGKスベンド・ブローダーセン、MFアルトゥール・シルバら外国人選手を大量補強した。他クラブからは「無駄遣い」「焼け石に水」との声も出ていたが、ここにきて助っ人たちがチームにかみ合ってきた。

現在勝ち点19でJ1最下位だが、J2降格を阻止するため、残り8試合で奇跡の残留を目指す。

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