横須賀・本町山中有料道路、10月からETC導入に向け社会実験 神奈川県道路公社がモニター募集

 神奈川県道路公社は10月から、横須賀市の本町山中有料道路の料金所で一旦停止してキャッシュレス決済するワンストップ型ETC(自動料金収受システム)の導入に向けた社会実験を行う。昨春に続き2回目で、前回より利用可能なETCカードの種類を増やし、約8倍のモニターを募集する。

 同公社の有料道路は県内に4路線あるが、支払いはいずれも現金か回数券で、利用者からETC導入の要望が寄せられているという。通常のETCより導入や維持管理の費用が安価なことからワンストップ型ETCの導入を検討しており、2023年度中にも三浦縦貫道路などへの本格導入を目指すという。

 昨春の実験には72人が参加し、「できれば」を含む「導入した方がよい」が97%に上った。

 実験は10月22日から12月20日まで。モニターはカード会社ごとに先着200人で、ETCスルーカード、トヨタファイナンスETCカード、ダイナースクラブカードは募集中、NICOS「ETC PLUS」は11月上旬から募集する。申し込みは同公社のホームページで。

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