琴似駅は札幌駅からJRで2駅。商業施設や高層マンションも多く、すすきのに次ぐ繁華街です。
コロナで大変な居酒屋業態の『魚貝と中華そば ととやみち』さんの紹介です。
スタンド看板もなく、暖簾も表に出ていないのでランチ営業しているのかわかりづらいお店です。
ボックスとカウンターがあり20人以上の席数がありますが、コロナ禍ということもあり店主さん一人でサービスしているので提供時間がかかることがあります。
当初は夜営業の居酒屋さんとしてオープン、夜メニューとしてラーメンを提供していたそうです。2018年の北海道胆振東部地震の後、いち早くランチのラーメンの提供に踏み切ったそうです。
定番の「カツオの中華そば(醤油)」は【昆布と秋刀魚節を1日水出汁した後、宗田節を煮出して仕上げた濃厚なお蕎麦のような和風だし、合鴨のラードでコクを出した当店の原点となる中華そばです】との説明があります。
魚のプロが丁寧に魚を扱っているのがわかります。もちろん、無化調で鳥ガラや豚骨は使っていません。脂分は少ないけど複雑でとてもコクのあるスープです。
脂が少ないので罪悪感がないとみえて半数は女性のお客様です。その上お茶漬けのセットをペロッと平らげる女性が少なくありません。
高級和食店の〆と遜色ない、限定の茶づけのセットを食べて欲しい
この日の今週の限定は「ホタテの白湯塩そば、ホタテ刺入り茶づけセット」でした。
スープを一口いただくと、帆立の旨味が口いっぱいに広がります。
さらに出汁をとったあとの帆立のほぐし身がのっています。
豚と鳥の2種類のチャーシュー、スープの大葉がさっぱりとしたアクセントになります。
道東産の特大帆立を手で割いで、出汁醤油をくぐらした大ぶりのホタテ丼です。
刺身としてそのままいただくのもいいですが半分はスープを入れて出汁茶漬けでいただきたい。計算されつくした柚子と海苔がいい仕事をします。
「今週の限定のラーメン」は旬の素材を生かして秋刀魚、鮭、ほっけ、牡蠣等を焼いたり、粉砕したりして色々なお出汁を楽しまさせてくれます。
しかも同じ素材でも全く同じスープは作らないというこだわりです。毎週行くのが楽しみになります。
こうして、昼営業をして高級魚を使用することによってお店の売り上げだけでなく仕入先や生産者さんのためにもなります。応援したいお店です。
緊急事態宣言によりアルコールの提供が出来ないので居酒屋業態には大変厳しい状況です。
美味しい肴には美味しいお酒が必須なので早く緊急事態宣言が終了して欲しいと思います。
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ととやみち (魚屋道)
〒063-0812 北海道札幌市西区琴似2条6丁目1−23 琴似2条グランドハイツ 1階
*この記事は2021年9月時点の情報を基に作成しています。
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ライター:sanさん