【ショートトラック】筋トレの成果を発揮した18歳・宮田将吾が2冠「最後にパワーで抜かし切れた」

男子1000メートルで優勝しガッツポーズする宮田将吾(代表撮影)

スピードスケート・ショートトラックの全日本距離別選手権最終日(26日、長野・帝産アイススケートトレーニングセンター)、男子1000メートル決勝が行われ、宮田将吾(18=阪南大)が初優勝。前日の500メートルに続き、2冠を達成した。

中盤は様子をうかがうレース運びを見せ、最終周で首位に浮上。ゴール後には歓喜の声を上げ「気持ちよく終われて良かった。レース展開は思いついていなかったけど、自分の体が勝手に動いた瞬間を信じて、そのままいった。全体を見ながらレースを組み立てた」と振り返った。

今季に向けては、4~7月にかけて徹底的に体を鍛え抜いた。「アップからメインの種目、その後の体幹とか全部キツかった。どれだけ速くやっても2時間はかかった」。地獄の筋力トレーニングの成果を発揮し「今日の最後でもしっかり一蹴りのパワーが付いていたから、最後に抜かし切れたと思う」と手応えを口にした。

今後は北京五輪の枠取りをかけたW杯が10月の北京大会からスタート。「日本代表チームでさらに切磋琢磨して、みんなで枠を取りにいけるように自分も頑張る」と意気込んだ。

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