巨人が26日の阪神戦(東京ドーム)に3―4で敗れ、自力優勝の可能性が消滅した。
中4日で先発した山口俊が3回途中1失点で降板すると、戸根、鍵谷のリリーフ陣が3失点と踏ん張れなかった。攻撃陣は6回に松原の11号ソロで反撃を開始し、8回には吉川が無死一、二塁から中堅フェンス直撃の適時二塁打、松原の犠飛で2点を追加し、1点差まで詰め寄った。なおも二死一、二塁までチャンスは広がったが、代打の中田が三ゴロに倒れ、同点とはならかった。9回は虎の守護神スアレスの前に丸、代打・八百板、若林が三者凡退に倒れ、本拠地にはG党のため息に包まれた。
巨人は残る阪神戦の3試合に全勝しても、阪神が他の4カードに全勝すれば勝率で上回れず、自力Vの可能性はなくなった。2019年、20年とリーグ連覇を成し遂げた原巨人が窮地に立たされてきた。