大谷7回1失点の好投も援護なし 2ケタ勝利達成ならず

【マリナーズ5-1エンゼルス】@エンゼル・スタジアム

エンゼルスは先発の大谷翔平が7回112球を投げて被安打5、奪三振10、与四球0、失点1という好投を見せたものの、打線がわずか3安打(うち1本は大谷)に封じられ、1対5で敗戦。今季82敗目を喫し、6年連続のシーズン負け越しが決定した。マリナーズは6回まで無得点に抑えられたが、7回表に有望株ジャレッド・ケルニックが14号同点ソロ。8回表にはエンゼルスのリリーフ陣から一挙4点を奪い、20年ぶりのポストシーズン進出に望みをつなぐ1勝を手に入れた。

大谷が序盤から安定したピッチングを見せるなか、エンゼルスは2回裏にカート・スズキの6号ソロで1点を先制。大谷は5回表一死1・2塁、6回表一死1・2塁のピンチをいずれも無失点で切り抜け、6回終了時点で今季10勝目の権利を保持していたが、続投した7回表に高めに浮いたスライダーを捉えられ、ケルニックに痛恨の14号同点ソロを被弾した。前日に今季最多タイの14得点と爆発したエンゼルス打線だが、今日はわずか3安打と沈黙。大谷の好投を勝利につなげることはできなかった。

大谷は7回5安打1失点の好投で今季の防御率は3.28から3.18に向上。今季最多タイの10三振(4度目)を奪い、シーズン150奪三振をクリアした(156奪三振)。2ケタ勝利を目指して中6日でレギュラーシーズン最終戦に登板することが可能だが、ジョー・マドン監督の判断が注目される。また、打席ではファーストゴロ、センターフライ、センターへのヒットで3打数1安打。今季の打率は.258、OPSは.966となっている。

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