【新型コロナ】川崎市立学校の児童生徒584人感染 第5波ピークの8月

 新型コロナウイルス感染症を巡り、第5波がピークを迎えた8月、川崎市立学校に通う児童生徒の感染者が、6月の8倍超となる584人に上っていたことが27日、分かった。決算審査特別委員会の文教分科会で、河野忠正氏(公明)の質問に市教委が答えた。

 市教委によると、児童生徒の感染者数は6月が66人、7月は179人だった。8月は一気に増加し1週間当たりで100人を超え、584人に上った。一方、第5波が収まりつつある9月は、21日現在で250人となっている。

 市教委は、市立小中高校と特別支援学校計175校に1台ずつ生徒らの体温を検知するサーマルカメラを配置した。河野氏は第6波に備え、「何台配備するのか、臨機応変に対応していただきたい」と要望した。

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