【横浜M】MF扇原、逆転Vへ悲壮な覚悟「勝ち続けるしか道はない」

湘南戦に向けて調整する横浜Mの扇原(左)

 逆転のJ1制覇を狙う横浜MのMF扇原貴宏が28日、練習後のオンライン取材に応じ、「優勝につながるか分からないが、自分たちには勝ち続けるしか道は残されていない」と悲壮な覚悟を口にした。

 今季は残り8試合で首位川崎と勝ち点9差。最近4試合は全て先制を許し、1勝1分け2敗と苦しんでいる。

 元日本代表DF畠中の負傷離脱も痛いが、「個人というより連係でかみ合わないところがある」と明かし、「全員がハードワークできている時は自然とマリノスのサッカーが出せている。守備でのアグレッシブさをチーム全体でもう少し出せれば」と語った。

 扇原自身は中盤でのボール奪取から得点機に絡むなど見せ場をつくっているだけに、「チームの結果に反映させないと意味がない。ボランチはチームの結果を左右するのでもっと勝利に貢献していきたい」。

 10月1日には湘南との神奈川ダービーマッチが控える。「マリノスのサッカーを前面に出せれば相手に関係なく勝てる自信はみんな持っている。残り試合は総力戦なので、誰がいないとかは関係なく、一人一人がもっと責任感を持ってやらないといけない」と表情を引き締めた。

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