なぜ? 韓国で日本のゴルフウエアブランドがバカ売れなワケ

ゴルフが盛り上がっている(写真はイメージ・東スポWeb)

日本のアパレルメーカーが手掛けるゴルフウエアブランドが、韓国内で急激に売り上げを伸ばしている。韓国紙「朝鮮日報」が特集した。

日本でも人気のある「セントアンドリュース」は今年で韓国進出3年目。過去最高の売り上げを記録する見通しとなっている。今年上半期だけですでに120億8090万ウォン(約11億3500万円)を売り上げ、昨年実績を上回るほどだ。昨年上半期の売り上げ(28億ウォン=約2億6000万円)から4・2倍も伸びだ。

また2009年から韓国に進出している「パーリーゲイツ」も過去最高の売り上げが予想されている。今年上半期の売り上げは535億ウォン(約50億円)。姉妹ブランドの「マスターバニーエディション」も今年上半期で前年比2・6倍となる92億8000万ウォン(約8億7000万円)を売り上げた。

韓国トレンド研究所のパク・ソンヒ責任研究員は同紙に「20~30代がゴルフに関心を持ち始め、機能性を強調してきたゴルフウエアとは異なり、楽で若く見えるゴルフウエアが人気を集めている。日本のゴルフウエアブランドはトレンドとデザインに重点を置いているのが特徴だ」とコメント。韓国では新型コロナウイルス感染拡大以降、ゴルフ人口が増加していることも要因に挙げられる。

そのほか日本ブランドも好調で同国ゴルフ業界関係者は「日本のゴルフウエアブランドの躍進は当面続きそうだ」と予想した。韓国では19年7月から日本による韓国への輸出厳格化措置に反発するため、韓国で日本製品不買運動が発生。その影響でユニクロの店舗が50か所以上を閉鎖したが、ゴルフウエアに関しては全く関係ないようだ。

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