風呂場で泣きわめく北村匠海 20代の青春と葛藤描く 「明け方の若者たち」予告

12月31日より劇場公開される、カツセマサヒコの同名青春恋愛小説の映画化作「明け方の若者たち」の、予告映像が公開された。また、マカロニえんぴつが主題歌を担当することが発表された。

予告映像は、「16文字から始まった、沼のような5年間」という、北村匠海によるナレーションで始まる。「俺といたらきっと楽しいよ」という言葉をきっかけに、デートを重ねるようになっていく<僕>(北村匠海)と<彼女>(黒島結菜)。<僕>がどんどん<彼女>に惹かれていく一方で、社会人となった<僕>は、同期の<尚人>(井上祐貴)と夢を語り合う。だが、「楽しいこと全部やっとかないと、何だっていつかは終わるよ」という<彼女>の言葉と共に消えていく花火が、それまでの幸せな毎日が一変することを暗示する。

後半には、<僕>が「全部好き…。」と<彼女>への思いを絞り出すように出す姿や、<彼女>を思って泣き叫ぶシーン、<彼女>の匂いがついたタオルを抱きしめながら風呂場で泣きわめいて自暴自棄になる様子など、行き場のない感情を吐き出す<僕>の姿が捉えられている。

マカロニえんぴつによる書き下ろしの主題歌「ハッピーエンドへの期待は」も、予告映像で使われている。原作のファンでもあるボーカルのはっとりは「下北沢を、明大前を、期限付きの恋人ごっこを、どうにもならず掻きむしった夜のことを、想いながら思い出しながら書いた歌です。原作から大好きな作品にこうして携われたことが嬉しいです。カツセさん、改めて映画化おめでとうございます。」とコメントを寄せている。

「明け方の若者たち」は、ウェブライターのカツセマサヒコによる同名青春恋愛小説の映画化作。<僕>と<彼女>の、”沼のような5年間”を描く。主人公の<僕>役を務めるのは、「君の膵臓をたべたい」「東京リベンジャーズ」などの北村匠海。<僕>が一目ぼれする<彼女>を、2022年放送開始予定のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」でヒロインを務める黒島結菜が演じる。また、新入社員の<僕>の同期で後に親友となる<尚人>役には、「ウルトラマンタイガ」などの井上祐貴が起用されている。実写版「ホリミヤ」で監督を務めた23歳の松本花奈が監督を務める。

【作品情報】
明け方の若者たち
2021年12月31日(金)全国ロードショー
配給:パルコ
(C)カツセマサヒコ・幻冬舎/「明け方の若者たち」製作委員会
R15+

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