自民新総裁に岸田文雄氏選出、河野太郎氏、決選投票で敗れる 1回目投票でも2位

【自民党総裁選】決選投票で敗れ、新総裁となった岸田氏に拍手を送る河野氏(中央)=29日午後3時すぎ、東京都内のホテル(花輪 久写す)

 菅義偉首相(衆院神奈川2区、自民党総裁)の後継を選ぶ自民党総裁選の投開票が29日、東京都内のホテルで開かれ、岸田文雄前政調会長が、河野太郎行政改革担当相(衆院15区)、高市早苗前総務相、野田聖子党幹事長代行を破り、新総裁に選出された。

 2009年以来、2度目の総裁選挑戦となった河野氏は1回目の投票で党員・党友による地方票で3氏を上回ったが、国会議員票で岸田氏に引き離され、合計で岸田氏に1票差の2位となった。上位2人がいずれも過半数に届かず、国会議員票の比重が高まる決選投票で岸田氏に敗れた。

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