レスリングの世界選手権(10月2日開幕、オスロ)に出場する女子53キロ級の藤波朱理(17=いなべ総合学園高)が29日、オンラインで会見に臨んだ。
「今は緊張とかはなくて、楽しみしかない」と初の世界選手権へ、笑顔を見せた藤波。長い手足を生かしたタックルと、抜群のレスリングセンスで他を圧倒し、2017年9月から国内外で無敗。今大会金メダルが有力視されている。
東京五輪では同級で向田真優(24=ジェイテクト)が金メダルを獲得。3年後のパリ五輪出場へは、五輪女王が最大のライバルとなる。対戦はまだないが、臆する様子はまるでなし。「国内に五輪チャンピオンがいてチャンスだなと思っている。パリに向け、自分が倒していきたいと思っている」とキッパリ。世界女王の称号を手に、向田に挑むつもりだ。