巨人・宮本コーチが5回3失点の高橋優貴にゲキ「芯のある投手に育ってもらいたい」

好相性のバンテリンドームで黒星がついた高橋優貴(東スポWeb)

課題を残す投球となった。巨人の宮本和知投手チーフコーチ(57)が29日の中日戦(バンテリン)後、この日先発して5回4安打3失点だった高橋優貴投手(24)について言及した。

3回まで無安打投球を続けていた高橋だったが、両チーム無得点で迎えた4回に突如としてリズムを崩した。先頭打者の京田に右翼線への二塁打を放たれると、三ツ又の犠打で一死三塁と、あっさりとピンチを拡大。なんとか抑えたいところだったが、大島への4球目、外角高めに投じた直球を捕手小林が後逸し、痛恨の先制点を献上した。

続く5回にも、木下の適時打と岡林の犠飛からさらに3点を失った高橋。今季2戦2勝と好相性を見せていたバンテリンドームでまさかの敗戦を喫した。

好投一転、テンポを悪くした左腕へ、宮本コーチも「3回まで良かったけどなあ。やっぱりこう粘るところは粘ってね、先制点といった部分においてはね、やはり注意しなければいけないし」と4回のバッテリー間のミスを指摘。「まあ先発としていい形では持っていってたんだけどね。やっぱりバタバタとこう崩れるのがね。もっとこう芯のあるピッチャーに育ってもらいたいよね」と、さらなる成長への期待も口にした。

ここまでリーグトップの11勝を挙げているチームの勝ち頭なだけに、〝6男坊〟の一皮むけた投球に期待が高まる。

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