広島・小園が喜んだ「甲子園プロ初アーチ」「同級生・羽月と1・2番、二遊間」

3回、甲子園で3号ソロを放った小園

若ゴイが飛び跳ねている。広島は29日の阪神戦(甲子園)に8―2で勝利した。先発の九里が6回2失点の好投で、打線もつながった。そんな中でもひときわ輝きを見せたのが1本塁打を含む5打数2安打1打点の小園海斗内野手(21)だ。

1―0の3回一死で相手先発・青柳から右翼への3号ソロ。これが小園にとって甲子園でのプロ初アーチで「もしかしたら行くかなと思いましたけど…。強いスイングができて(スタンドに)入ってくれたんで良かったなと思います」と話した。

また小園にとってうれしいこともあった。同級生の羽月が「1番・二塁」で先発出場。2人で1・2番、二遊間を組むのは初めてで、小園は「(2人で)目指してましたし、ずっと話してたんで。かなってというか、二遊間できて良かったなと思う」と笑みを浮かべた。

今年は3年目で初めて規定打席にも到達。29日現在でリーグ12位の打率2割9分と奮闘している。小園は「本当にいい経験ができているのでこれからも頑張っていきたいなと思います」とシーズン最後まで突っ走る覚悟をしている。

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