UHB北海道文化放送の2021年秋の番組改編が発表された。22年の開局50周年に向け、「新型コロナで弱まった人や地域のつながりを取り戻す力になる」という方針の下、レギュラー番組の内容強化・継続に取り組むことが明かされた。また、コロナ禍で就職活動を続ける若者への情報発信を目指し、同局の廣岡俊光アナウンサーが北海道の若手経営者の本音に迫る新しいトーク番組「BOSS TALK」を10月25日からスタートさせる。
UHBは「すべては北海道のために」という企業理念の下、“北海道の今をつなぎ、明日を変え、未来を創る”テレビの枠を超えたさまざまな取り組みに挑戦する開局50年記念企画「50のつながるプロジェクト」を実施する。また、今年1月には、世界中の報道機関とエンターテインメント企業に対し、資源と創造的才能をSDGs達成のために活用するよう促すことを目的とした国連の「SDGメディアコンパクト」に署名。地元の北海道新聞社、ラジオ局・AIR-G’とタッグを組み、SDGsをさらに推進する情報発信にも積極的に取り組んでいる。
秋の改編では、日々刻々と変わる新型コロナの状況で、地元のローカル放送局として道民が必要とする情報やニュースを生活者の目線から分かりやすく伝える番組作りに取り組む考え。夕方の情報ワイド番組「みんテレ」（月～金曜午後4：50、北海道ローカル）は、飲食店を応援する企画や札幌で暮らす母親の1日に密着したドキュメントなど、6時台の新コーナーを予定し、「仕事に家事に忙しい道民女性の“夕方の習慣”になる番組を目指したい」と番組担当者。また、北海道のトレンドを伝える情報バラエティー「いっとこ！みんテレ」（土曜午前10：25、北海道ローカル） は、丸山礼が北海道のおいしさを食べて伝える「丸山礼の勝手に北海道応援隊長」など、レギュラーコーナーをパワーアップさせる。
新番組「BOSS TALK」（月曜深夜0：25、北海道ローカル）は、若手経営者の意欲あふれるトークを通じ、北海道で頑張る企業や団体、個人の魅力を広く伝えるもの。MCの廣岡アナがフリートークの雰囲気で出演者の本音を引き出すのが見どころで、新たな北海道の魅力や可能性を探るトーク番組となりそうだ。
「発見！タカトシランド」（金曜午後7：00、北海道ローカル）、「EXILE TRIBE 男旅 SEASON8」（日曜午後1：30、北海道ローカル）など、北海道を応援する人気バラエティー番組は継続。また、佐藤のりゆきが9年ぶりにテレビ復帰して注目を集めた「のりゆきのトークDEお悩み解決！」（金曜午後2：45、北海道ローカル）は、8月から番組開始時間を30分繰り上げ、UHBが開設した相談窓口「しあわせの窓口」との連動で、シニア世代の悩みや困り事のサポート強化を図る。
