ピーナッツは読む座禅!? 読むと悩みが消えていく『心をととのえるスヌーピー』発売!

多くの著書で有名な枡野俊明。 ご住職は、 禅の教えが大変な現代を生き抜く大きなヒントになると語っている。 「即今 当処 自己(今ここを精一杯生きよう)」「無心(自分のいる場所で自然体の自分で生きる)」「八風吹不動(人生にどのような風が吹こうとも動じない)」など、 まさに今の私たちに必要な言葉がたくさんある。

<主人公>(しゅじんこう)

「他の誰でもない、 徹底的に自分らしいことをしなさい」 「いついかなるときも本来の自己でいる」という意の禅語。 瑞巌和尚は、 毎日、 自身に向かって「主人公」と呼びかけていた。

ピーナッツコミックは、 実は禅の考え方に通じており、 登場するキャラクターのセリフにも禅語と重なる部分が多々見られると指摘するご住職。 モノクロの世界観や余白を生かしたコミックは、 受け手に解釈をゆだねており、 禅の心に通じるところだという。

<勢不可使尽>(いきおいつかいつくすべからず)

ノリノリのときこそ、 状況を慎重に見て行動せよ、 という法演禅師の禅語。 ウッドストックの様子には、 この禅語がぴったり。

そして忘れてはならないのが谷川俊太郎の翻訳。 昨年、 ピーナッツコミックの完訳を果たした谷川。 この絶妙な訳に、 禅に通じるものを感じられるのは、 禅と密接な関係にある茶道を研究した哲学者である父・谷川徹三の影響を受けているからかもしれない。 ピーナッツコミックと禅と谷川俊太郎という不思議な因縁を感じながら、 スヌーピーと一緒に禅でコミックを読み解いていこう。 読み進めるうち、 禅の考え方を学べ、 それまで悩んでいたことが心からスッキリと消えていくことを感じるに違いない。

(C)2021 Peanuts Worldwide LLC

© 有限会社ルーフトップ