アーセナル・冨安活躍の裏に同い年ウーデゴールの助言「本当に感謝している」

ゴールを決めて歓喜するウーデゴール、左で祝福するのが冨安(ロイター)

日本代表DF冨安健洋(22)は、今夏に加入したイングランド・プレミアリーグ、アーセナルで評価を急上昇させているが、その〝キッカケ〟をつくったのは同い年のFWマルティン・ウーデゴールによる助言だった。

欧州の移籍期限ぎりぎりでアーセナル入りした冨安は、合流わずか2日で11日のノリッジ戦でプレミアデビュー。英紙「ミラー」によると、その試合を迎えるにあたって「僕の加入から全ての選手、スタッフが助けてくれましたが、ノリッジ戦前は緊張していると言わざるを得なかった」と振り返った。

続けて「全ての選手、特にウーデゴールの助けには本当に感謝している。彼は『今回は本当に楽しんでいればいい』と言ってくれたし、実際にそれができ、勝ち点3点を獲得することができた」。デビュー戦の緊張がほぐれた冨安は、この試合でチームのリーグ戦初勝利に貢献し、リーグ3連勝の原動力となっている。

もちろんこれで満足しているわけではない。「自分のパフォーマンスについては100%満足していない。もっと良くなると思う」と、さらなる向上を誓った。2日のブライトン戦後は、10月の代表活動に入る。クラブでの勢いを日本代表の勝利につなげてほしいところだ。

またノルウェー代表のウーデゴールは昨季、スペイン1部レアル・マドリードから期限付きでアーセナルでプレーし、今季から完全移籍。ピッチ上のパフォーマンスだけでなく、22歳の若さでノルウェー代表のキャプテンに就任するなどリーダーシップも兼ね備える選手だ。

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