中日・山井大介投手が今季限りで引退 2007年日本シリーズでは8回パーフェクトで交代

山井は球界最年長投手だった

中日球団は30日、山井大介投手(43)が今季限りで引退することを発表した。引退会見は後日行われる。

山井は2001年のドラフト6位で社会人・河合楽器から入団。キレのあるスライダーを武器に活躍し、13年6月28日のDeNA戦では史上77人目のノーヒットノーランを記録。14年には13勝5敗で最多勝と最高勝率のタイトルを獲得した。

2007年の日本シリーズでは3勝1敗と王手をかけた第5戦に先発。8回まで1人の走者も許さないパーフェクトピッチングを続けたが、落合博満監督は9回に守護神・岩瀬をリリーフに送り、パーフェクトリレーで勝利。中日は53年ぶりの日本一となったが、落合監督のこの継投は日本中で賛否両論の議論を巻き起こした。

山井は20年間の現役生活で335試合に登板し、62勝70敗20セーブ、防御率3・75。球団を通じて「ドラゴンズ球団、歴代の監督、コーチ、スタッフ、自分に携わってくれたすべての人に感謝しています。ファンの皆さんのたくさんの声援のおかげでマウンド上では自分の持っている以上の力が出せたと思います。20年間、本当にありがとうございました」と感謝のコメントを述べた。

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