【スキー】規律違反で4選手の強化指定資格を剝奪 緊急事態宣言中に飲食店で飲酒&SNS投稿

白銀のスキー場(写真はイメージ)

全日本スキー連盟は30日までに、フリースタイル・モーグルの4選手の強化指定選手資格を剝奪したと発表した。

同連盟によると、4選手は緊急事態宣言中に飲酒及び接客を伴う飲食店を利用し、その様子をSNSで発信。コンプライアンス委員会による当該選手らへのヒアリングの上、今回の処分に至ったという。

同連盟は「全国民が新型コロナウィルスの感染拡大の防止に努力している状況において、他者の生命を脅かすことにつながる可能性もあった危険な行動であると同時に、多くの方から支援を受けて活動するアスリートとしての責任や自覚に欠けた行動でもあります」と糾弾した。

幸いなことにも、一連の行動による感染者は出ていないが「選手強化に携わる方及び本連盟をご支援いただいている皆様の信頼を裏切る行為であり、これも選手を管理する本連盟の監督が不十分であったものであり、心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。

ただ、更生のチャンスは残されている。同連盟は「本連盟競技本部が実施する更生プログラムを受講するなどした結果、当該選手が十分に更生し、再発の可能性がないと本連盟競技本部が判断した場合には、その時点より、剝奪した強化指定選手としての資格を復活させる」との考えを示した。

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