T―岡田が起死回生の15号逆転3ラン「ちょっと先っぽだった」ロッテにゲーム差なしまで接近

ロッテのM点灯を打ち砕いたT―岡田

驚異の粘り腰だ。パ・リーグの天王山第3ラウンド、2位オリックスが30日のロッテ戦(ZOZOマリン)に4―3で逆転勝ち。勝てばマジック点灯の首位チームを3タテし、4連勝でゲーム差なしまで接近した。

1―3の9回二死一、三塁。「それまで(3打席凡退で)全然、アカンかったけど、後ろにつなげば何とかしてくれる」と気持ちを切り替えて打席に入ったT―岡田が、相手守護神・益田の投じたシンカーを一閃。起死回生の15号逆転3ランを右翼席に放り込んだ。「ちょっと先っぽだったけど、しっかり振り切った分、行ってくれたと思います」。会心の一撃だった。

吉田正が左太もも裏の筋挫傷から復帰し、チームは「(吉田)正尚が帰ってきて、またここからいくぞという気持ちでみんなやっている」(T―岡田)。首位攻防3連戦で2本塁打8打点。生え抜きのプロ16年生も負けじとチームをけん引している。

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