通学路の交通安全、移動式オービスで取り締まり 神奈川県警「生活道路での違反を見逃さない」

通学路で行われた可搬式オービスによる取り締まり=横浜市金沢区

 児童の登下校中などの事故を防ごうと、神奈川県警は30日、県内183カ所の通学路で交通違反の一斉取り締まりを実施した。持ち運びが可能な撮影機能付き速度違反取り締まり装置(可搬式オービス)も活用し、違反行為に目を光らせた。秋の全国交通安全運動の一環で、全国一斉に行われた。

 可搬式オービスによる取り締まりは、5月に児童の死亡事故が起きた横浜市金沢区などで実施。違反車両を停止させる必要がなく、幅員の狭い生活道路や通学路でも使用が可能という。違反を確認したドライバーには後日、車検証の登録住所に通知書を送付する。

 県警交通指導課は「子どもたちの命と安全を守るため、通学路や生活道路での交通違反を見逃さず、事故を減らしていきたい」としている。

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