長崎県内で「交差接種」可能に アストラ製ワクチン 道ノ尾病院で受け付け

 新型コロナウイルスワクチンの2回の接種で異なる製品を使う「交差接種」が可能になった。1回目に重篤な副反応があり、医師が同一のワクチンを2回目に接種することが困難と判断した場合などに限られる。長崎県内では英アストラゼネカ製ワクチンの接種センターがある長崎市虹が丘町の道ノ尾病院で受け付けている。
 県内では市町の接種で米ファイザー製、職場接種や県の大規模接種で米モデルナ製を使用。いずれもメッセンジャーRNAと呼ばれるワクチンだ。
 厚生労働省は9月21日に自治体向け手引を改訂。2回とも同じ製品を接種するのが原則だが、1回目の接種で重いアレルギー反応が出るなど医学的理由で難しい場合は、異なる製品でも接種が可能となった。1回目から27日以上の間隔を置いて2回目を打つよう求めている。
 同病院は「まずはかかりつけ医か当院に相談してほしい」としている。
 予約、問い合わせは同病院(電095.856.1111)。


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