オリックス ソフトバンクに辛勝し首位返り咲き 12勝目の宮城「しっかりみんなと頑張っていきたい」

首位に返り咲いたオリックス。試合後、モヤは中嶋監督(右)のお腹をさする

オリックスが首位に返り咲いた。首位ロッテにゲーム差なしの2位で迎えた1日のソフトバンク戦(京セラ)は、先発の宮城が5回に松田に先制打を許しながらも要所を抑える粘りの投球を見せた。

相手先発・石川を打ちあぐねていた打線は6回、二死三塁のチャンスから宗が右前に同点適時打、さらに7回には2番手の岩崎を一死満塁と追い込み、暴投を誘って勝ち越しに成功。最後は平野佳が締め、2―1で接戦をモノにした。

7回を7安打1失点で12勝目をマークした宮城は「ホッとしている。一生懸命試合を作る気持ちで初回から飛ばしていい結果になった。後半戦いい結果が出なくて悔しいかったのでうれしく思う。首位? しっかりみんなと一緒に頑張っていきたい。明日は由伸さんなので頑張ってほしいです」と話した。8月21日以来となる久々の白星が、チームを再び頂点に導く1勝をもたらした。

前カードの首位攻防のロッテ戦を山本、宮城の2枚看板を使わずに3タテ。この日、ロッテが降雨中止になったことで5連勝で9月7日以来の首位に再浮上した。2日は13連勝のかかった〝無双のエース〟山本が鷹の反撃の芽を摘む。

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