巨人・原監督 3安打・丸にさらなる奮起促す「求めているものはまだまだ高いもの」

6回の満塁機に同点タイムリーを放った巨人・丸

巨人が1日のDeNA戦(東京ドーム)を3―2で制し、連敗を5でストップさせた。

チームに24イニングぶりの得点をもたらし、勢いづけたのは丸佳浩外野手(32)だった。6回に同点に追いつく2点適時打を含む3安打の活躍。試合前は毎日のように原辰徳監督(63)からマンツーマンで指導を受け、ようやく復調の兆しをみせてきた。「(6回は)無死満塁だったので、前に飛ばせば最悪1点は入るかなぐらいの感じで。自分で自分を苦しくするような考え方はしないようにしました」(丸)。〝気楽な〟心構えこそが好結果につながったと分析した。

ただ、原監督が理想とする丸の活躍には程遠い。この日終了時で打率2割5分4厘、17本塁打、46打点の成績。指揮官は「非常に実績を残している素晴らしいバッターであることは間違いない」と認めつつ「(猛打賞)だからと言って喜ぶのではなくてね。彼と私が求めているものというのは、まだまだ高いものだと思いますよ」とした。広島時代を含め、リーグ5連覇中の丸の完全復活なくして逆転Vは成し得ない。

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