小室哲哉「TMN」復活で引退撤回 紅白歌合戦で見せた秋元康氏の“心意気”

復帰を宣言した小室哲哉(東スポWeb)

電撃引退からの復活の裏にいったい何があったのか――。

小室哲哉(62)、宇都宮隆(63)、木根尚登(64)による音楽ユニット「TM NETWORK」が6年ぶりに始動すると1日、宇都宮の所属事務所「エム・トレス」の公式サイトが発表した。

「6年振りの再起動! 小室哲哉―完全復帰宣言―」と題した文書で再始動を報告。2018年1月に引退を宣言した小室にとって、本格的な活動再開となる。

再起動の第1弾は、今月から隔月で配信される3回連続のオリジナルライブ映像作品。極秘に無観客で収録され、6年ぶりの新曲「How Crash?」や、「Get Wild」など往年のヒット曲を中心としたライブパフォーマンスで復活をアピールする。

コメントを寄せた小室は「今しばらく音楽をやらせてください。働かせてください」と意欲を見せ、さらに「いろいろな過ちがあっても、まだやれると背中を押してくれる友がいる。待っていてくれるファンがいる」と語った。〝過ち〟とは、18年の電撃的な引退表明につながった自身の不倫スキャンダルだろう。

「当時、宇都宮と木根にとっても突然の引退表明は驚いたようですが、それでも受け入れた。その後、小室が1人で創作活動を続けていることを知り、復活に向けて叱咤激励していた。小室も2月にKEIKOとの離婚が成立したことで、前向きになったと聞いています」(音楽関係者)

復活に向けて背中を押し続けた人物には、AKB48グループや坂道グループなどのプロデューサー・秋元康氏もいる。

小室は昨年7月に配信限定でリリースされた乃木坂46の新曲「Route 246」の作曲・編曲を担当した。

「2人は親友で会うたびに『もう一度、音楽に関わらないか?』と言葉をかけていた。配信限定にもかかわらず、乃木坂は『Route--』を昨年末のNHK紅白歌合戦で歌唱した。小室復活への足がかりを作ったと言えるのでは」(前同)

ファンから温かい声が送られている小室。音楽で返すしかなさそうだ。

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