100均からロボット掃除機まで、家事のプロが実際に使っている掃除グッズ

掃除は「汚れているところをキレイにする」というマイナスな状態をゼロに戻す作業。と思うと、できる限り時間をかけたくない家事のひとつですよね。最近は、掃除サービスを利用するなど時間をかけないこともできますが、全ての掃除を外注するのはかなりのお金がかかります。

ならば自力でということで、節約・家事アドバイザーの私が実際に使っている“自分で簡単に掃除ができるお掃除便利グッズ”を紹介します。


シンプルだけど使いやすい「親方棒」

シリコン素材でできた細い棒。先はヘラのようになっているので汚れを書きだすのに最適です。例えば水道の蛇口の根本。気づくと水垢汚れが貯まってしまったりしていますが、そのような汚れも親方棒で擦るだけで簡単に落とすことができます。

この親方棒が最も活躍してくれるのが、レンジフードのシロッコファン。これを取り外して細長いファンの隙間を掃除するのは至難の業でしたが、この親方棒はシロッコファンの隙間にも入る細さなので、汚れをしっかりとかきだしてくれます。

100均グッズの洗剤が入るブラシ

こちらは100均で売っているもの。多少形は違いますが、ダイソー、セリア、キャン★ドゥなどの大手100均であれば売っています。

蓋をはずすと中に洗剤が入れられるようになっているので、洗剤を少量ずつ出しながらブラシで擦る掃除に便利です。ガスコンロ周りや窓のサッシの枠、車のタイヤを洗うときなどにも活躍してくれます。

何年も掃除していなかった玄関先の石畳の汚れも、このブラシに台所用の中性洗剤を入れてごしごしするとあっという間に汚れが落ちました。

さらに掃除だけでなく洗濯にも使えます。汚れやすい子供の運動靴を洗剤をつけてごしごし洗いたいときにもおすすめ。しっかりした硬いブラシなのでデリケートな衣類には向きませんが、靴であれば問題なく使えます。

手の届かない狭い場所の掃除もできる100均グッズ

薄い、はたきのような形をした100均の掃除グッズ。この種類のものもどちらの100均でも目にします。汚れを吸着しやすいシートが貼られているので、とくにホコリが貯まっているような場所の掃除におすすめです。

ほぼ掃除が不可能と言ってもいい冷蔵庫下の薄い隙間。ここにも簡単に入れることができ、一瞬で汚れをかきだすことができます。また高い位置にある電機の傘や本棚の上の掃除にも最適。薄くて長い柄がついているという点で家の中での活躍場所は多くあります。

マイクロファイバークロス

マイクロファイバークロスは100均や少し高いものがホームセンターなどで販売されています。細い繊維でできているクロスなので汚れをおそろしく吸着してくれるのです。ホコリ掃除には乾いたまま使ってもよいですし、こびりついた汚れや、キッチンのコンロ周りの壁などには水に濡らして絞ったものを使うのもおすすめ。

マイクロファイバークロスは拭くだけで、洗剤も使わずに汚れを落とすことができます。100均のモノと、少し値段がするモノとでは多少効果に差があります。何年も掃除をしていない頑固な汚れの場合は100均のマイクロファイバークロスだと心細いかもしれませんが、一般的な汚れであればどちらでも大丈夫です。

洗剤を使わないので2度拭き3度拭きが不要で、結果的にかなり時短となります。

ロボットタイプの掃除機

一般的な家庭で使われるようになって、そろそろ10年となるお掃除ロボット。スイッチひとつで人間不在でも掃除をしてくれるという大きな変化をもたらしました。

掃除機をかける時間がなくなるので、時短の貢献度が高い家電です。

普及してきた今だからこそ、お手頃価格のものも登場し「高いのを買うべきなのか、安いのでいいのか……」と悩む人も多いかと思います。正直なところお値段が高いものは、それなりに掃除後の仕上がりもキレイです。雑巾がけをしたあとかのように床がサラサラするまでの仕上がりも期待できます。

しかし現在の掃除の仕上がりで、そこまで求めないのであれば、お値段が安いものでも十分に活躍してくれるかと思います。値段が安いものでも、階段などの段差から落ちないセンサーがついている、カーペットの上でも自在に動いてくれるという2点の機能があるものをおすすめします。


今回ご紹介したように、100均から多少のお金を出すだけで今まで大変だった掃除がグッと楽になります。自分の生活に合う便利グッズを一度見直してみてもいいかもしれません。

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